音の出力について

 
 
鍵盤楽器を使って音をバランスよく聴くためには

出力される音の種類と出力される装置の関係」で説明した3種類の音ですが、音源のある鍵盤楽器を使用して、これらを同時にバランスよく聴けるようにするためにはちょっとした工夫が必要です。
それぞれがスピーカーから発音されるのであればまだ何とかなりますが、部屋でヘッドホンを使って音を聴く場合などには、それぞれの工夫が必須となります。
スピーカーを使って1箇所から音を出す場合にも同じような接続方法になりますので、参考にしてください。

音源なしの鍵盤楽器を使って、MIDI の演奏も効果音の出力もパソコンの内蔵音源で行う場合は、そのままパソコンやサウンドカードのLINE OUTからスピーカーやヘッドホンを接続することで、音を聴くことができます。そのような場合は、以下の設定は必要ありません。

 
すべての音をパソコンに集める
パソコンのサウンドカードにLINE IN( またはAUDIO IN) 端子があり、鍵盤楽器にLINE OUT 端子がある場合は、これらの端子をオーディオケーブルで接続することによって、すべての音をパソコンから聴くことができます。
 
すべての音を電子ピアノに集める
電子ピアノにLINE IN 端子があり、パソコンのサウンドカードにLINEOUT 端子があれば、これらを接続して電子ピアノのスピーカーやヘッドホンから聴くことができます。

ミキサーを使ってバランスを調整する
上の方法では、パソコンのミキサーコントロールや各装置のボリュームを操作することによって音量のバランスを調整することはできますが、少々面倒です。そのような場合は、市販のオーディオミキサーを使って調整すると便利です。パソコン( またはサウンドカード) のLINE OUT と電子ピアノや外部MIDI 音源のLINE OUT をすべてミキサーに接続して、そこからヘッドホンやスピーカーに接続すればOKです。
  

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