「段落設定」ウィンドウ使いこなし術 その1(「段落設定」ウィンドウの見方)

楽譜をスキャンするとその楽譜の楽器編成や譜表の種類などが自動で認識され、その結果に沿って画像認識がおこなわれます。このとき、実際の楽譜と楽器編成に違いがある と正しく認識されません。
間違いがないかを確認し、あれば修正をおこなうためのウィンドウが「段落設定」ウィンドウです。
では、「段落設定」ウィンドウの機能を見てみましょう。
なお、下記で使用している楽譜画像は、スコアメーカーFXシリーズのサンプル画像です。
サンプル画像は、C:\Program Files\KAWAI\スコアメーカーFX Pro\SamplePictureのフォルダの中にあります。※スコアメーカーFXの方は、「スコアメーカーFX Pro」を「スコアメーカーFX」と読み替えてご利用ください。

     
   
1. 番数
 

ページ内の五線の順番が表示されます。
番数をクリックすると、その五線を画像ビューで確認することができます。
※画像ビューについてはリファレンスマニュアルの61ページをご覧ください。

 
操作方法

 

番数をクリックすると、画像の中のどの譜表を検出したのかを「画像ビュー」の譜表に色をつけてお知らせします。
段落設定と元の楽譜のパート構成が正しくあっているかを確認する際に便利です。

 

「段落設定」ウィンドウ

画像ビュー

   
2. パート名
 

ページを通してのパート名の対応を確認できます。
パート名を変更したり、パートの移動をおこなうことができます。

 
パート名の変更および移動
  パートの移動
   

「Part1」などの文字をクリックすると、プルダウンメニューが表示されます。
段落設定で検出されたパート構成が間違っている場合に、段落ごとに正しいパート番号を指定し移動することができます。

 

 

 

パート名の変更

   

「Part1」などの文字を左クリックもしくはダブルクリックすると「Part1」などの文字が反転表示されます。パソコンキーボードの「Delete」キーを押して 反転表示した文字を消去し、パート名などを入力します。

   

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3. 段落
 

灰色のボタン(「 | 」ボタン)をクリックすると、赤いボタン(「+」ボタン)に切り替わり、段落を区切る事ができます。
逆に、赤いボタン(「+」ボタン)をクリックすることで、灰色のボタン(「 | 」ボタン)に切り替わり、段落の区切りを解除できます。

 
   
ボタンは、パートの境界   ボタンは、段落の区切り  
   
4. 譜表の種類
 

譜表の種類をイメージで表示します。
元の楽譜と譜表の種類が一致しているか確認することができます。
一致していないときには、クリックすると表示されるリストから適当なものを選んで変更することができます。

 
操作方法
 

五線をクリックすると 単独譜、ドラム譜、大譜表が表示されますので、変更したい譜表を選択します。

 

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[同時に動かす]
  チェックを入れると、 操作している段落と構成が同じ他の段落を連動させて操作する事ができます。
   

[空パートの表示]

 

楽譜によっては、段落ごとにパート数が異なるときがあります。
スコアメーカーでは、このような場合、省略された部分もパートを用意し、これを非表示して対応しています。