ホームページ > 製品情報 > ピアノライフ Enjoy -習う- > Vol.10



ピアノの他にも和太鼓、社交ダンス、テニスをたしなみ、最近ではカラオケ教室にも通い始めたというポジティブな菅原さん。亡くなったご主人とは、毎年何度も仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴きにいかれていたというほど音楽が大好きな女性です。
幼い頃の憧れだったというピアノに、娘さんのレッスンを経て50歳を過ぎてたどり着き、今では9月に生まれたばかりのお孫さんとの連弾を夢見ていらっしゃる菅原さんにピアノへの想いをお話しいただきましょう。

1951年生まれの私にとって、ピアノを習うということはまさしく夢のようなことでした。時代的・経済的にもそのような余裕はなく、ひたすら憧れだけの存在でした。
私自身もともと音楽は好きでしたし、主人も好きで、よく家でいろいろなクラシック音楽を聴いていましたから、結婚して長女が生まれると、当然のように楽器積み立てコースに入会して毎月コツコツと貯蓄に励み、長女が幼稚園に入ったのを機にピアノを購入。グループレッスンに通う娘に付き添ううちに、「自分も一緒に弾けたら楽しいだろうなぁ」と、いつか私もという願いを温めてきました。
娘は成長するにつれて忙しくなり、私の激励もむなしく高校時代でレッスンを離れてしまい、以来数年間、弾き手のいなくなったピアノは調律もされずに放置されていました。
そんなある日、地元のタウン誌に「大人の教室お試しコース……『冬のソナタ』を弾いてみませんか?」というキャンペーンを見つけ、「私でも弾けるのかなぁ」と思い勇気を出して電話してみました。
家も近くでしたし、「楽譜を差し上げます」というフレーズにも惹かれ(笑)、そのお試しレッスンを受けてみることになりました。とても分かりやすく教えていただき、また自分で弾けるという嬉しさですぐに入会を決めました。

以来2年半が過ぎ、ピアノは今では私の日常になくてはならない存在となりました。明るいニュースが届いた時はもちろんのこと、気持ちが沈む時こそピアノに向かいます。その時だけは全てを忘れることができるんですよ。
家での練習は、仕事の関係もありなかなか意識しないと時間がとれませんが、とにかく朝の9時になったら30分、何をさておいてもピアノに向かおうと自分なりに決めています。
つい家事が長引いたり、お友達から電話がきたりと、予定通りにはいかないものですが、やらないと何日もしないでしまうので、朝にできなかった日は夕方30分と、毎日必ず向かうように意識づけしています。
ピアノは非常に奥行きがある楽器だということが、このところ習うにつれて分かってきました。ただ単純にピアノのメロディーだけを聴いていたのが、曲想だとか感情移入だとか、そういった奥の深さというものに少しずつ触れることができるようになってきたというか、一つの自己表現だなということに少し気づいたかなという感じがしています。
おかげさまで10月には3回目の発表会に参加いたします。まだまだ稚拙ですが、長年の夢でした「エリーゼのために」を弾くことになりました。難しくて、発表会が近づくにつれて「ちょっと失敗したかな」と思うぐらいプレッシャー(笑)があるんですが、一生懸命心をこめて弾きたいと思います。
菅原道子さん談

菅原さんとお会いしてから2年半、何事にも前向きに取り組み、いつもハツラツとしているその姿に、私自身たくさんのパワーをいただいています。音楽のジャンルにこだわらず、いろいろな曲に挑戦したいという考えをお持ちで、流行の曲にも積極的にトライし、レパートリーも増えてきています。
最近では「こんな音で弾けたら」と音色への欲も出てきて、ますます演奏に磨きがかかってきた菅原さん。お仕事をこなしながら練習し、忙しく大変な時もおありでしょうが、これからもピアノを通じて素敵な時間を共有できたらいいな、と思っています。
小野寺ゆかり
※この記事は2007年9月の取材を元に構成しています。