音質については、いくつかの設定で改善する場合があります。
まず、マイク入力の設定ですが、エキスパートモードの「ツール」メニューにある「録音/再生の設定」を選択していただくとダイアログで設定していただくことができます。
ダイアログ内の「録音レベル」タブ内にある「自動設定」ボタンで設定していただくことで、ほぼ満足のいく設定になるようになっておりますが、手動で設定を変更していただいた方が好ましい結果になる場合があります。
※設定の目安としては、ボイスプロセッサーをスルー、TALKトラックのモニタをONにした状態で、しゃべった時にTALKトラックのレベルメーターの赤が時々点灯する程度かそれよりやや小さめになるように
また、エフェクト1のボイスプロセッサーのパラメータを操作することで、音質は改善することがあります。パラメータ毎の注意点は以下の通りですので参考にしてみてください。
Comp
声の大小の差を抑えて、聞きとりやすくするためのパラメータです。この値を小さくすることで、効果は大きくなりますが(音量が小さくなるので、Outputを大きくする必要があります)、あまり値を小さくしすぎると、ノイズと声の差も小さくなるため、音質が悪化したと感じられることがあります。
※入力された声のレベルにもよりますが、-60~-50程度の値が目安となります
Gate
一定レベル以下の音を出力しないようにすることで、ノイズをカットするためのパラメータです。この値を大きくすることで、ノイズのカット量が増えますが、大きくしすぎると、声が途切れ途切れに聞こえるようになります。
※~-61程度の値が目安となります。
De-Esser
声のサ行などのレベルを抑えることで、話しを聞きやすくするためのパラメータです。値を小さくすることで、効果は高まりますが、小さくしすぎると不自然な声になったり、ノイズを発生したりすることがあります。
※効果があまり分からない場合には0にすると、ノイズの発生が最小限になります
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更新日時:2009年7月15日 /
文書番号:00019 ]