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中国における調律技術基準や資格認定制度を策定・標準化し、共同で調律事業を展開

ニュースリリース

2016年10月14日トピックス

中国楽器協会と「ピアノ調律事業協力に関する基本合意」を締結
中国における調律技術基準や資格認定制度を策定・標準化し、共同で調律事業を展開

中国楽器協会と「ピアノ調律事業協力に関する基本合意」を締結<br />中国における調律技術基準や資格認定制度を策定・標準化し、共同で調律事業を展開

▲ 北京で行われた調印式の様子
(左:中国楽器協会 王 世成 理事長、右:当社代表取締役会長兼社長 河合 弘隆)

 

 当社は、去る10月11日に中国楽器協会との間で「ピアノ調律事業協力に関する基本合意」を締結しましたのでお知らせします。

 現在中国では、国際コンクールで活躍するピアニストを多数輩出する一方で、同国内で保有されるピアノ約700万台、年間ピアノ販売台数約30万台というピアノの普及状況に対し、ピアノを調律する技術者が大変不足しており、調律技術者の育成や、グランドピアノを調整することができるまでの調律技術レベルの向上が喫緊の課題となっております。
 一方当社は、日本におけるピアノ市場創成期からアフターサービスを重要視し、長年にわたり調律技術の向上と調律技術者の育成に取り組んでまいりました。

 中国楽器協会と当社とは、中国の音楽産業・楽器産業を発展させるために、ピアノ調律に関するこれらの課題解決が急務であるとの共通認識のもと、当社が日本で培ってきたピアノ調律技術や、調律技術者育成ノウハウを活用し、一体となって課題解決に取り組んで行くことに合意いたしました。
 今後、中国楽器協会と当社は、調律に関する課題解決や事業を共同で執り行う連携プラットフォームを設立し、高度な技術基準を含む新たな調律技術基準体系の策定、それをもとにした新たな資格認定制度の策定・運用、技術研修、学校および新たな拠点での調律技術者育成・研修コース展開など、調律に関する様々な事業に協力して取り組んでまいります。

 当社は、1961(昭和36)年に、ピアノ調律技術者養成所(現カワイ音楽学園)を設立。日本国内でのピアノ普及に伴い、不足した技術者を速やかに育成するために、それまで3年かかると言われていた修業年限を1年で修得出来るカリキュラムを確立し、以降55年に渡り、調律技術者の養成とその技術力向上に務めてまいりました。
 この長年培ったノウハウや実績を世界最大の楽器市場である中国に展開し、中国楽器協会とともに新たな調律技術基準の策定と業界標準化を進め、これを基とした様々な事業活動を通して、中国の音楽産業への貢献と当社中国事業の拡大を目指してまいります。

 

■合意内容の概要

締結日 2016年10月11日 基本合意書に調印
場所 中国軽工業連合会本部(中国北京市/中国楽器協会 調律師分会)
当事者 中国楽器協会 理事長 王 世成
(株)河合楽器製作所 代表取締役会長兼社長 河合 弘隆
期間 2016年10月11日 から 2021年3月31日まで
内容 ・当社の技術認定基準を基とした調律技術基準・資格認定制度の策定と業界標準化。
・二者と関連機関・会社が共同で調律事業を展開する連携プラットフォームの設立。
・技術者育成・研修、資格認定制度の運用他、プラットフォームによる調律事業展開。

締結日

2016年10月11日 基本合意書に調印

場所

中国軽工業連合会本部(中国北京市/中国楽器協会 調律師分会)

当事者

中国楽器協会 理事長 王 世成
(株)河合楽器製作所 代表取締役会長兼社長 河合 弘隆

期間

2016年10月11日 から 2021年3月31日まで

内容

  • ・当社の技術認定基準を基とした調律技術基準・資格認定制度の策定と業界標準化。
  • ・二者と関連機関・会社が共同で調律事業を展開する連携プラットフォームの設立。
  • ・技術者育成・研修、資格認定制度の運用他、プラットフォームによる調律事業展開。

 

■中国楽器協会について

中国軽工業連合会傘下の組織で、楽器メーカー、楽器店などの既存企業団体やピアノ調律師、個人会員などが加盟している。

 

■ニュースリリース画像ダウンロード

http://www.kawai.co.jp/newsimg/date/2016/

 

■この件に関するお問い合わせ先

〒430-8665 静岡県浜松市中区寺島町200
株式会社河合楽器製作所 総合企画部 広報課
TEL:053-457-1226 / FAX:053-457-1305 / E-mail: koho@kawai.co.jp