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カワイの森について

カワイの森について

カワイグループ・カワイの森育成会・PT. カワイインドネシア

インドネシアの熱帯雨林は、固有の動植物など多様な生きものを育んできました。また、人々の暮らしも森と密接なつながりを保ってきました。しかし、現在、世界でもっとも早いスピードでその姿を消しています。
カワイグループとカワイの森育成会、PT. カワイインドネシアでは、インドネシア森林公社と協働で2007年からCO2 の吸収源確保、森林資源の育成、生物多様性の保全、水源涵養機能による洪水の防止などに役立つ「カワイの森」植林活動を実施しています。

インドネシアにおける植林活動

インドネシアにおける植林活動

ピアノには多くの木材が使用されています。それらの木材を扱うカワイは創立80周年記念事業として2007年にカワイグループ社員の有志により、カワイの森育成会(河合弘隆会長)を設立しました。

カワイグループの地球環境憲章の基本理念に則り、CO2の吸収源の確保、樹木が伐採された土地に森林を再生することや持続可能な木材資源の確保を目指して、PT. カワイインドネシアとインドネシア森林公社との連携のもと、海外生産拠点のあるインドネシアにおいてファルカタ、チーク、マホガニー等の植林活動を行っています。

2017年度には水産養殖等の目的で急速に破壊されたマングローブ林の再生活動も取り組みをはじめ2022年度までにカラワン県の海岸エリアにマングローブの苗木を約15万9000本、山林も含めて約750haの土地に約80万本の植林をおこないました。

ほとんどの樹木が順調に成長しており、このまま育成が進むとすると「カワイの森」により年間11,500t程度のCO2の吸収効果がうまれ、カワイグループ全体のCO2排出量の40%程度を吸収していくものと試算しています。

インドネシアにおける植林面積と植林本数

インドネシアにおける植林面積と植林本数

日本国内における植林活動

日本国内における植林活動

国内においては、2015年より東日本大震災の津波により流失した海岸防災林の再生を目指す林野庁の「『みどりのきずな』再生プロジェクト」に参加してきました。東北森林管理局と協定を結んで海岸防災林の再生植樹から保育までを継続して取り組んでいます。

また、浜松市沿岸防潮堤(2020年竣工)を整備する際に取り除かれた森林を早期回復するための防潮堤植栽にも参加してきました。これは防潮堤の盛土面の斜面に木を植えることにより、防潮堤の強度を上げるとともに、海岸防災林として内陸部の住家や農地などを風や飛砂、塩害等から守り、地震による津波被害も軽減することを目的とした活動です。2022年からは静岡県と協定を結び、植栽した防災林の整備にも取り組んでいます。

カワイの森育成会は、CO2の吸収源確保、森林資源の育成、生物多様性の保全、水源涵養機能による洪水の防止などを目的に、2007年から植林活動を行っており、今後も引き続き活動を行ってまいります。