ピアノの品質改善

喜多川 恭平
平成20年入社 工学部卒 機会工学科
ピアノ事業部 製造管理室 設計標準推進課 品質担当
これが私の仕事
品質担当として、不良対策をメインに行っています。発生した不具合に対し、原因を追究し、対策を練り改善して再発を防止しています。また、不具合が発生しない様に、作業者に教育を行ったり、作業レベルの均一化を図るため、作業手順書と呼ばれる作業方法やルールを明示したものを作成したりもしています。特にハンマーというピアノの弦を叩く部品について力を注いでおり、ハンマーの品質管理や開発を行っています。『世界一のピアノをつくる』のために、目指すは"ハンマーのスペシャリスト"です。
カワイを選んだ理由
学生時代の専攻が工学ということもあり、周りの多くの人は自動車関係の仕事を選んでいましたが、私は自動車関係には興味がありませんでした。しかし、ものづくりにはとても興味があり、大好きなピアノをつくることができたら面白いと思い、カワイを選びました。また、カワイにはかつて体操部があり、数多くの名選手を輩出していました。学生時代に体操競技をしていた私にとっては、そんなことも魅力の一つでした。

だからこの仕事が好き! 一番嬉しかったことにまつわるエピソード
やっぱり毎日ピアノに触れながら仕事ができることはとても楽しいです。自分で作った試作のピアノを自分で演奏して評価したり、他の試作品を試弾して評価したりすることも面白いです。また、改善を行った結果として、現場の方から『ありがとう』と言われた時は、とても嬉しかったです。
工場見学の小学生を案内することもあるのですが、子供たちが興味津々な様子で見学している姿や、ピアノの仕組みや特徴を教えて、子供たちが驚く姿を見ると、自分の仕事に誇りを感じま。
新入社員に求められること
何のためにその仕事をしているのかという、目的意識を持って働いて欲しいです。これがないと、仕事がつまらないものになってしまいます。
また、どんな仕事も嫌がらずにやる気をもって取り組んで欲しいです。例えそれが小さな仕事であっても、その積み重ねが周囲の信頼に繋がり、次のステップに繋がると思います。
先輩からの就職活動アドバイス!
会社を選ぶ際は、周りに流されず、自分がやりたい仕事を選んで欲しいです。
勉強以外にも、部活やサークル等の活動に積極的に参加し大学生活を目一杯楽しんで欲しいと思います。授業で学んだことよりも、意外とこういった活動の中で得た経験の方が社会人になってから役に立ったりしますよ。