第13回シドニー国際ピアノコンクール入賞者コメント

　2023年7月にオーストラリアで開催された「第13回シドニー国際ピアノコンクール」で1位入賞のジョンファン・キム氏、3位入賞のユンユン・グオ氏のコメントが届きましたのでお知らせいたします。

1位：ジョンファン・キム氏（ドイツ）

入賞のコメント

この非常に権威あるコンクールで優勝できたこと、大変光栄です。一方で、私が出来うる限りのベストを尽くし、観客のみなさまと音楽を通して、本当の意味で通じ合い、素敵な時間を共有することは、非常に重圧を感じるものでもありました。コンクールに参加することで、音楽やパフォーマンスの奥深さを追求するモチベーションに繋がったと思っております。

Shigeru Kawai フルコンサートピアノ SK-EXの印象

Shigeru Kawaiでの演奏、特にモーツァルトを演奏する際の私は自然体だったと感じています。この楽器は、私が求める演奏を最高に美しい音色で、実現してくれました。

3位：ユンユン・グオ（中国）

入賞のコメント

シドニー国際ピアノコンクールで、受賞者に選ばれたこと、とても光栄です。このコンクールへの参加は、予想外でかけがえのないものとなりました。というのも、シドニー国際ピアノコンクールは世界で最も権威のあるコンクールですし、私の恩師であるMoye Chen先生*と同じ3位（＝ジョージ・フレデリック・ボイル賞）を受賞できたからです。シドニーで再び演奏できること、楽しみにしています！
*2016年開催のシドニー国際ピアノコンクールにて、3位を受賞https://www.kawai.co.jp/news/20160725/

Shigeru Kawai フルコンサートピアノ SK-EXの印象

本コンクールにおいて、SK-EXは本来持っている「感動的な音色を創出する能力」を十分に発揮していたと感じています。ソロや室内楽、コンチェルトなど、どんな演奏形態でも、ステージ上で私が追い求め、探求した音色を正確に表現してくれました。

■シドニー国際ピアノコンクールについて

シドニー国際ピアノコンクールは、南半球で開催されるコンクールとしては最も実績のあるコンクールで、1977年の創設以降４年毎に開催されています。当社は、1988年の第４回より公式ピアノとして参加しております。

■Shigeru Kawaiフルコンサートピアノ『SK-EX』について

　「世界一のピアノづくり」を目指す当社が、2001年に発表したフルコンサートピアノのフラッグシップモデル。コンサートピアノとして要求される最高の表現力を実現するために、響板には十分に厳選した材料だけを使用し、原器工程と呼ぶ伝統的な手作り工程で生産。またShigeru Kawaiグランドピアノシリーズで採用した新素材を随所に取り入れた革新的なウルトラ・レスポンシブ・アクションⅡが、高い連打性と安定したタッチ感を提供する。繊細で伸びやかなピアニシモに加えて、力強く輪郭のはっきりした響きが特長。

　Shigeru Kawai特設サイト：https://www.shigerukawai.jp/